「今ある物件をリノベーションしたい」カテゴリーアーカイブ
南海藤塚ビル601
南海藤塚ビル405
U様邸
2011.07竣工
U様邸リノベーション工事
設計・施工:㈱イーグルハウス興業
M様邸
寿晃整骨院
pasta fresca Otti
居酒屋 いいとも
Hair Salon LUCYLUCY
H様邸
H様邸 改装工事
- ’10年2月竣工
- 設計・施工:㈱イーグルハウス興業
今回、改装したのは若いご夫婦のご実家です。
元々は築年数もかなり経た日本家屋でした。
具体的なご希望はないものの、
お施主様はお洒落なお店のオーナーということもあり、
物に対する感覚はプロフェッショナルです。
いかに改装するか、悩みます。
唯一、ご要望があったのは、「和室はそのままにして欲しい」ということ。
昔、お祖母様が大切に使っていたので残しておきたい、とのことでした。
(右写真内の右側が和室です)
和室の建具(障子や襖)はそのまま使用しますので、
新しく改装した部分と、残す所が上手く調和するようにしました。
古い建具は、使い込まれていてとても味があります。
結局、全体の内ほとんどの建具(窓なども)は、以前の物をそのまま利用しました。
屋外に洗い場スペースがあります。
ウッドデッキに続いたこのスペースで、靴なども洗えます。
室内からも眺められるので、
水を張っておくと、床続きにゆらめく水面が見え、ポイントになります。
洗面台は木目の収納とスクエアシンクで、ぐっとモダンな感じに。
壁は部分的に自然素材である漆喰を使用しました。
光をあてるとビニル素材の壁紙では決して出せない
柔らかな雰囲気になります。
今回の改装で改めて感じたのは、「改装する」ということの意味。
近年、リフォームやリノベーションされる方が増えました。
改装される理由は様々ですが、
根本的に同じなのは、大元の“土台”は生き続けている、ということです。
それは単に、柱や梁などの耐久性・構造計算の問題でなく、
今までその家を守り続けていた“想い”も受け継ぐ、ということです。
お祖母様の好きだった和室・・・。
これからも大切になさってくださいね。